本校教員の授業力向上をねらいに、毎年、校内で授業研究会を実施しています。今年度の研究主題は「自分の考えをもって表現し、互いに学び合う子どもの育成」、研究の視点として@自分の考えをしっかり持つための手立ての工夫、A考えを深めるための交流の工夫とし、授業改善に取り組んでいます。
7月7日(水)の第1回授業研究会では、子浩教諭が2年「プログラミング学習」の授業を提案しました。11月11日(木)の第2回授業研究会では、今美紀子教諭が、3年算数科「三角形」と4年算数科「面積」の複式授業を、蒲生圭太教諭が、5年算数科「単位量当たりの大きさ」と6年算数科「場合を順序よく整理して」の複式授業を提案しました。
2年生は、プログラミングの組み合わせを考えるためにブロックのカードを使用していました。3年生は、「二等辺三角形」「正三角形」「どちらでもない三角形」に仲間分けするために、長さの違う4種類の色棒を使用していました。4年生は、L字型の図形の面積の求め方を考えるために、分割したり補充したりした部分が色分けされた正方形や長方形を使用していました。5年生は、単位量当たりの比べ方を考えるために、畳の数が同じで人数が違う絵と畳の数が違って人数が同じ絵、畳の数も人数も違う絵を使用していました。6年生は、前時に引き続き落ちや重なりのないような組み合わせを自力で見つけていけるように、前時の考え方の図や表がヒントとして掲示されていしまた。
このようなUD(ユニバーサルデザイン)の考え方を生かした教師の支援の工夫により、子どもたちは、課題に対して一生懸命考えたり、友達の考えにしっかり耳を傾けたりする等、主体的かつ前向きに授業に臨むことができていました。
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